Monthly Archives: 5月 2005

第6回 ごっこ遊びの中で育まれるもの~その6~

前回、「順番」や「ジャンケン」など、子供の世界の「問題解決の方法」について、お話しました。

でも、そこは子ども。欲しいものは欲しい。イヤなものはイヤなんです。
泣きます。暴れます。はたまた石のように塊ります。
そこを脱する力が、「自己コントロール」する力です。

友達との遊びが楽しくなってくるのは、2~3歳頃からです。
この時期の男の子たちは、「○○レンジャー」などのヒーローごっこが大好きです。変身ポーズも格好良くキマリ、なりきって遊びます。
A君「ぼく、レッド!」
B君「ぼくも、レッド!」
仲間遊びを始めたばかりの「○○レンジャー」にはレッドが、3人も4人もいたりするものですが、それでOK!何の問題もなく、遊びは成り立っています。
ところが、少し年齢が上がってくると、「レッドは1人」という事実に気付き始めます。
テレビのレッドは1人なのだから、ぼくたちのレッドも1人だけ。ブルーだって、イエローだって、いなくちゃ「○○レンジャー」になれない。おかしい!

A君「ぼく、レッド!」
B君「ぼくも、レッド!」
以前と同じセリフで、今度はケンカが始まってしまいました。
せっかく、楽しく遊ぼうと思ったのに、ケンカしているうちに、もう遊ぶ気持ちなんてどこかへいってしまいます。

A君のことは大好きなのに、一緒に○○レンジャーしたいのに、できなかった・・・・・

とても悲しい出来事です。
こんな失敗を繰り返した後、ある時

A君「ぼく、レッド!」
B君「A君、レッドだね・・・ぼく、ブルーにする」
レッドになること(自分の要求を通すこと)と、大好きな友達と遊ぶことを考えて、友達と仲良くする方を選んだのです。
B君の、レッドも大好きだけど、A君も大好きという想いが、自分の要求・感情をコントロールする力を生んだのです。

レッドを譲られたA君も、「あれ?」と気付きます。
B君、今日はレッドじゃなくていいんだ。ぼくにやらせてくれるんだ。うれしいな。

この体験が、今度はA君の、友達が大好き、友達を大切にしたいという気持ちを育てます。
もうすぐ、A君がB君のために、何か譲ってあげたり、かばってあげたりする場面も見られることでしょう。

友達との楽しい遊びと、お互いの要求がぶつかりあってのケンカ。
ごっこ遊びは、この繰り返しの上に成り立っています。
そんなごっこ遊びを積み重ねることで、友達を大切にしたい、やさしくしたい、喜んでもらいたいという気持ちが芽生えます。この気持ちこそが「自己をコントロールする力」の糧となるのです。

大人は、「ケンカは悪いこと」と決めつけて、すぐに決着をつけさせたり、謝らせたり、見せかけの仲直りをさせようとしてしまいがちです。また、年齢が上がれば、大人の「謝りなさい」「貸してあげなさい」「我慢しなさい」といった言葉で、言う通りにできるようになるかもしれません。
でも、これでは、本当の意味で、「自己」を「コントロール」したことにはなりません。

子どもの内側から、にじみ出てくるような「自己コントロール」する力。
これこそ、子ども同士のごっこ遊びの中で育まれるものと言えるのではないでしょうか。

————————————————————————————–

元保育士の「ゆっこせんせい」が12年の保育経験を活かして、子供たちとの遊びの中で気づいたこと、発見したことなどを中心にお届けしていきたいと思います。

<さとうゆきこ>
筑波大学心理学専攻、中退。92年、私立保育園就職。勤務しながら、保育士資格取得。0歳~5歳の各歳児の保育に携わる。04年、退職。現在は、HP「ゆっこせんせいのおもちゃ箱」にて、オリジナル手作り布おもちゃを発表し、布おもちゃの素晴らしさを伝えるべく、活動中。7歳と9歳の男の子の母でもある。
HP「ゆっこせんせいのおもちゃ箱」:http://yukkotoy.com/

第18回 子どもが自分で着たくなる服、選んでいますか?~一人で着られることが、大きな自信につながります~

 緑の眩しい季節となりました。衣更えのこの季節、大きくなったお子さんのために服や靴を用意するのも、親御さんには楽しみなことでしょう。
 さて、お子さんの服を選ぶ時、あなたは何をポイントに選んでいますか? デザイン? 素材? 洗濯のしやすさ? いろんな観点があると思います。
 これから成長していく子供たちのために、ここでもう一つ考えていただきたいポイントがあります。それは、子供が自分で脱いだり着たりしやすいものかどうかという点です。

 ベビーのうちは動きやすいものであれば充分でしょう。着せたり脱がせたりする時に「お袖に手を入れようね、ほら出てきたよ。」などと声をかけながら行なうと赤ちゃんの意識づけに役立ちます。
 歩けるようになり、手が使えるようになってきたら、お子さんが自分で脱ぎ着するところを想像してみてください。どんなものがいいでしょうか。
 まずオムツは寝かせるタイプを卒業してパンツタイプに、肌着はロンパスやボディスーツからTシャツ仕様へ。洋服は複雑な作りのものよりシンプルなもの、頭からかぶるタイプならどちらが前かわかりやすいもの、といったように子供の気持ちになって着やすいものを選んでみてください。
 靴も同様です。まず歩きやすいもの。サイズが合っていることはもちろんですが、自分で脱ぎ履きのしやすいマジックテープなどで止められるものがいいでしょう。
 マジックテープなどが普及していなかった幼い頃、外に遊びに行くときに、自分ですぐ履けるので長靴を好んではいていた、とおっしゃるお母さんもおられます。自分でしたいという心はいつの時代にも必ず現れるものなのですね。

 時間に追われていると、つい今までの習慣で、服を着るのも靴を履くのもすべてお母さんがしてしまいがちです。自分で手を使える時期になっても、してあげていることで、せっかくの子どもの発達のチャンスを逃してしまうばかりか、自立心の芽生えを摘み取ってしまうことにもなりかねません。

 幼稚園に行き始めるよりずっと前に「自分でしたい」は始まります。その時期に、助けを借りながらも自分で洋服を脱ぎ着するという体験は、一人でできるようになったときに、子供本人の大きな自信になります。
お子さんが自分で着たくなる服、選んでみませんか? 自立の芽生えは 訪れているのです。

—————————————————————————
新宿区河田町にあるWASEDA Frontier Kids Learning Centerの園長、橋本 恵理が、自らの子育て経験を活かし、モンテッソーリ教育の内容を身近な例を挙げながら紹介。「個性と自立心を養う」教育法であることをお伝えしていきます。

<橋本 恵理 (はしもと えり)> 早稲田大学理工学部卒業。大手保育事業会社にて認可保育園や駅型保育所などの立ち 上げ経験を持つ。2003年、幼児教育におけるベンチャー企業である㈱フューチャーフ ロンティアーズ取締役(COO)に就任。現在、新宿区河田町にモンテッソーリメソッ ドをベースに日本人を対象としたインターナショナルスクール WASEDA Frontier  Kids Learning Centerの園長として、また2児の母としても活躍中。

第6回 専業主婦、バンザイ!

 「女性の社会進出」、最近よく耳にすることばですね。女性が仕事を続けながら安心して子育てできる社会を作ろうということです。進歩的文化人といわれる人々が唱えるこのことば、ちょっと待ってという感じです。

ことばだけを聞いていると「そりゃそうだ」と思うのですが、よく考えるとおかしい。

 一体、「社会」とはどういう社会のことをいうのでしょうか。この「社会進出」と聞くと、まず頭に浮かぶのが、会社などでバリバリ仕事をしている姿、働いている女性像です。だとすると、家庭で子育てに専念しているいわゆる「専業主婦」は「社会に進出」していないのでしょうか。時代遅れの女性なのでしょうか。

 私は決してそうは思いません。というのも、「子育て」は他のどんな仕事より、生きがいとやりがいを与えてくれるすばらしい仕事だ、と考えているからです。

専業主婦もそれだけで立派に「社会に進出」していると思うのです。

 そして、あたかも専業主婦が社会に進出していないかのように錯覚させ、「私も仕事をしなければ」と思わせるような風潮は改めないと、と思っています。

 誤解のないように付け加えると、私は決して子育てと仕事を両立させている女性をダメだと言っているのではありません。だって、たとえば農業を営む家庭、それこそ昔からお父さんとお母さん、一緒に畑仕事に出かける。時には子どもを
背中におぶって、収穫したホウレンソウを洗う。

こういう家庭に「女性の社会進出」などというと、「何をいまさら」でしょう?

 一方気をつけておかなければならないのが、この「女性の社会進出」を助けるために福祉を充実させる結果、いわゆる「子育て放棄」を助長すること。

ほとんどのお母さんにはあてはまらないとは思うのですが、やはりこの危険性は知っておかなければならないと思います。
というのも、こんなことばを聞いたことがあるからです。

「世の中が、子どもを生め生め、っていうから生んだの。後はちゃんと行政が面倒みてくれなきゃ」

 これは違うと思うのです。こういう極端なことをいう人をたくさん生み出す社会であってはならない。
いつの世も「子育て」は何よりもすばらしい、自分をも育ててくれる仕事―もちろん両親にとって―であってほしいものです。

—————————————————————————

幼稚園ねっとにご登録いただいている幼稚園コラムです。 各幼稚園のコラムを順次ピックアップして紹介していきます。

かすが幼稚園 理事長・園長 米川安宜
京都市右京区の私立園。園長は同志社大学法学部卒業後、國學院大學で神道学、佛教大学で幼児教育を学ぶ。キリスト教、神道、仏教と三つの宗教の大学で学んだ特異な経験をもつ。「子どもは大人よりも能力が高い」という目で子どもと関わり、子どもの脳の発達にあった教育と、積極的な心構えを育てる新しい幼児教育を行っている。また、「幼児期こそ、しつけの最適期」として、しつけ・礼儀、道徳教育も重視している。 (http://www.kasuga.ed.jp/)

第6回 子供の心の栄養語3

「よくやったね」

“あの人は行動力がある”とか“行動力が無い”といわれる人がいます。“行動力がある人”といわれる人は、例え未経験で初めてのことをやるにもかかわらず、“理由はないけどうまく出来そうな気がする”という気持ちで対処できますので、その行動も自由で大胆なものになるでしょう。これらはどのように培われるのでしょうか。一般的には大人になってからの成功体験の有無によるものと考えられていますが、必ずしもそればかりとは言えないのです。

幼稚園くらいの子供はいろんなことに興味を持っています。いろんなものを触ったり、お兄ちゃんやお姉ちゃんがやっていることを自分でやってみようとしたり。まだ慣れない不器用な手つきで一生懸命に興味を持って取り組もうとしています。

親にとっては、子供のこれらの行動はハラハラドキドキで、目が離せません。カッターナイフだろうがアイロンだろうが、目に留まればとりあえず触ってみようとします。
「危ない!」「触っちゃダメ!」「じっとしていなさい!」子供の身体の安全を考えるあまりに、こんな言葉が多くなってきます。あまり「ダメ!ダメ!」と言われると、子供は“何かをやろうとするとダメと言われる、だからあまり行動しないようにしよう”と考えるようになるのです。
また、子供はまだまだいろんなことをうまくやれません。ついついうまくやってもらうために「ああしなさい、こうしなさい」と指示を与えてしまいがちになります。やはりあまり指示を与えられると自分で行動しないようになり“親の(誰かの)言うとおりにしていよう”と考えるようになります。
大人になって“誰かに指示してもらわないと安心して行動できない”と言う方々には、幼少期に、親から“ああしなさい、こうしなさい”と行動を細かく指図されたり、親が心配性で”危ないからじっとしていなさい“といったメッセージを多く受けてきた人が多いのです。
子供の安全のために、いろんなことを禁止する事はある程度仕方がないことでしょう。しかし、そればっかりだと子供は行動力を抑えてしまうようになります。
やはり時には子供に自由にやらせてあげて、うまくできていなくても自分でやったことを褒めてあげたいものです。「これあなたがやったの?すごいね!よくできたね!」ほめ言葉とお父さんやお母さんの嬉しそうな顔、これを繰り返し体験した子供は“自分で何かをやるってことはこんなに心地良いものなんだ”と考えるようになります。そして、お父さんやお母さんの「すごいね!よくできたね!」の言葉と親の嬉しそうな顔を求めまたいろんなことをやってみるようになります。更に経験を重ねると、“何かをやってみると、結果はほめられる(うまくいく)ものだ”と自信を持つようになります。

心配ばかりせず、見守ってあげませんか?
うまくできなくても待ってあげてください。
意味は無くても、自分でやってみたいんです。
意味は無くても、興味があるのです。
そしてうまくできたときに“よくできたね”とほめてあげてください。
たくさんたくさん喜んであげてください。
その言葉と親が喜んでる姿は行動力と自信の栄養になります。

—————————————————————————

幼稚園や小中学校での講演活動や個人カウンセリングで活躍中の心理カウンセラー、倉成 央がおくるコラム式カウンセリング。 講演現場での出来事やカウンセリングなどの実体験を織り交ぜながら、様々な心理的アドバイスを紹介していきます。

<倉成 央 (くらなり ひろし)> 心理カウンセラー、各種(文化サークル、専門学校等)心理カウンセリング講座講師。 診療内科医院などの紹介で個人カウンセリングを行っている。また不登校や引きこもり、家庭内暴力等子供の問題や、子育ての問題、母親のストレスケアーについても、多くのカウンセリングを実施している。 幼稚園や小中学校での講演活動も行っており、主な講演テーマには「こんな言葉が子供を傷つける」「ゆとりをもって子供と接するために」などがある。

第22回 「育児はがまんくらべ」

ALOHA! 新緑の日本では、行楽シーズンですね。ご家族揃って楽しむ時間が沢山とれる季節でもありますね。でも、日本では暑さが急上昇しているそうですから、お体もお気をつけください。

こちらハワイもお天気がはっきりしない日が、毎年増えているような気がいたします。地球温暖化の影響は、世界中で様々な影響を与えているようですね。
「地球は青かった」とは、宇宙飛行士の有名な言葉ですが、もはやそれは過去のことになってしまうかもしれません。「地球の青さが薄らいでいる。しかも東アジアが特にひどい。」とは最近のある宇宙飛行士の言葉です。青い空と青い海を、子ども達にはいつまでも残して上げたいですね。それは、生命の喜びの色ですから。

私たちの故郷地球をいとしむように、お子さんは親御さんにとって掛替えのない宝です。昨日は知人の若い白人カップルが、生まれて間もない息子を連れて来て私に紹介してくれました。「へーえ、パパとそっくりな目をしているじゃないの」と私が言うと、若い父親は笑みを顔いっぱいに浮かべました。アメリカ本土からハワイに渡ってきた若い二人が、ようやく生活が落ち着き家庭を築くことになったのです。お二人の幸福感がそのまま愛情となって、生まれて2ヶ月のお子さんをやわらかく包んでいました。

皆様の中には、‘そんな頃もあったな~。’と思い出される方もいらっしゃるでしょう。そんな天使のような存在のお子さんが、一人で動き回り、物をいい、幼稚園に行くようになるまでの子育ては、楽しいばかりではない体験をしていらっしゃる方も多いと思います。子どもが幼い時期の子育ては、親御さんに特に体力と忍耐が要求されます。この要求に答えられないと、幼児虐待のような悲惨な結果になりかねません。

私の娘達が日本で幼稚園に通い始めた時、長女は5歳で年少組でしたが、次女は4歳でその下のピヨピヨ教室に週3回通いました。長女は集団生活に溶け込むのは早い方でしたが、次女は「わが道を行く」タイプでした。ある朝、幼稚園に行く時間になって長女はすっかり出かける用意が出来ているのに、次女はまだ朝食を終わらせずにべビィーチェアーに座ったままです。その朝の朝食が気にいらなかったのか、幼稚園に行きたくないのか、はたまた私の堪忍袋がいつ切れるのかをためしているのか、、、、、何を言っても非協力的でした。幼稚園に遅れてしまうと心配する長女に、これでは不公平です。しかも、朝食途中で次女を幼稚園につれて行ったら、今後も実力行使をして非協力的な人になってしまう恐れもあります。本とにこの時は、私の手が次女にかかりそうでした。次女は、こちらの煮えくり返りそうな感情など気にもせず、鼻歌など歌いながら朝食をこね回しています。長女も見ていることです。私は冷静を取り戻して、即断をしなくてはなりません。状況から見て、次女のペースに乗らないこと。しかも、長女の要望を無視はできません。長女を幼稚園に連れてゆく間、10分足らずとはいえ、一人残される次女に何かがあっては困ります。次女はべビィーチェアーから降りないように充分に言い聞かせました。そして、その間に朝食を食べ終えるように言い聞かせました。私は長女だけを自転車に乗せ、何とか幼稚園の時間に間に合わせました。

急いで帰宅すると、次女は言われたとおりべビィーチェアーに座ったままで、私をほっとさせました。でも朝食もそのままです。朝食が済んでいれば、もう一度次女を連れて幼稚園に行こうと思っていたのですが、こうなると次女とがまんくらべをする必要がありそうです。朝食が終わるまで、チェアーから降りないように次女に厳重に伝えました。幼稚園を休ませても、娘にとってこれは重要なレッスンであると、私は決めました。そして私は自分の予定通り家事を行いました。次女にちらりちらりと目をくばりながらも、相手にはしませんでした。

次女は,半日椅子に座っているのにも飽きてしまったのか、11時ごろになって
「マミー、終わったよ!」と私を呼びました。この頑固娘は、4時間たってやっと朝食を終らせました。そして彼女も私の頑固さが解ったようで、翌日からは、さっさと朝食を終わらせるようになりました。本当に子育てはがまんくらべです。

小さい時かなり我が強かった次女ですが歳と共にまーるい性格になってゆき、いつも何かにつけ心配ばかりしていた長女が歳とともにリーダー・シップを発揮するようになりました。子どもの成長はやはりー長~い目で見なくてはなりませんね。その時の状況や感情だけで、「この子は~だ」と決めつけてはいけません。
子どもの成長過程で芽生える様々な可能性を、摘み取ってしまいかねないからです。がまんくらべの報酬は、親子ともに成長ができることです。

あれから18年以上がすぎ、自然が大好きで教育に情熱を注いでいる次女と、都会派で芸術や近代技術に長けた長女ですが、二人ともそれぞれに私の良き友達でもあります。そして今となっては,がまんくらべは懐かしき思い出です。

ノブコ タカハシ ムーア

************************************
パパイヤ
「お父さんの嫌いな果物はなんでしょう?」と日本のなぞなぞにありましたが、パパイヤはここハワイではみんに愛好されています。以前パパイヤの小さな苗をいただき庭に植えたら、3年後には大木に成長して美味しい実をいっぱいにつけてくれました。緑色の実が黄色になったらさっさともぎ取らないと、鳥に先を越されてしまいます。私は、熟れたパパイヤをま二つに切って中央の黒い小さな種を取り除き、レモン汁をかけて食べる食べ方が好きです。でも沖縄やフィリピンから来た人たちは、熟す前の緑色のパパイヤを利用した料理も知っているようです。
さらに詳しいことはこちらをどうぞ!
http://www.miyosi.co.jp/vegetable/papaya/
http://www.hana300.com/papaiy.html

************************************

多民族社会ハワイから異文化理解に役立つ情報を発信している スクール ハウス インターナショナルの運営者です。異民族間 結婚の家庭で育つお子さんの生活環境、多民族化がすすむ日本社会 で国際人教育を必要とされている日本の子どもたちの家庭環境を 一日も早く整えるために、自分の体験に基ついて語ります。 ご参考にしていただければ、大変嬉しいです。

<ノブコ タカハシ ムーア>
関東学院女子短期大学英文科卒業後、デンマークのInternational Peoples’ College で 23カ国の学生と共同生活をしながら、国際理解、国際平和を学ぶ。帰国後 民間ユネスコ活動に出会い以来30年間日本社会の国際化の最先端で様々な 国際交流プログラムを企画実施する。1993年3人の子どもたちの学校教育の為 ハワイに移民。同年それまでの体験をまとめた「集まれ!地球の子ども達」を出版。 School House International のホームページはこちら>>

第5回 ごっこ遊びの中で育まれるもの~その5~

友達との間でトラブルが起きた時、まず「言葉によるコミュニケーション」での解決が大切だということは、前回お話しました。
今回は「問題解決能力」の中の「解決の方法」について、お話します。

例えば、おもちゃや遊具の取り合いになった時、どんな「解決の方法」があるでしょうか。

まず、「早いもの勝ち」。
子どもの世界の原則は、これだと思います。
でも、一人の子が、ずっとそのおもちゃや遊具を占領していたら、トラブルはまた始まります。

「○○ちゃんばっかり、ずるい!」
「貸してって言っても、貸してくれない・・・」
そこで今度は「順番」という方法がでてきます。
「次に貸して。」
「うん。あとでね。」
少し大きい子になると、
「10数えたら、交代して。」
など、時間を区切って交代しようと提案したりもします。

それから、どうしても決着がつかない時には、「ジャンケン」という方法もでてきます。
「ジャンケンで決めよう。」
「うん。いいよ。」
「ジャンケンポン!」
負けた子「やっぱり、三回勝負にしよう!」

そんな知恵(?)もついてきたりもしますが、何とか公平に、お互い納得できる方法を、子ども同士考え合って、トラブルを解決しようとします。

だから私たち保育者は、子ども同士でトラブルが起こっても、すぐには間に入ってはいきません。耳をダンボにして、横目でチラリチラリ成り行きを見守っています。
「言葉」で「方法」を探りあう子どもたちを、私は素晴らしいと思うのです。

時には、一方的で、あまり公平とは言えない方法にたどり着くこともあります。
大人は一言言いたくなってしまう場面ですが、双方が本当に納得できているのなら、その場はそれでいいのではないかと、私は思います。
それが子どもの世界ですし、因果応報、有利だった子が、逆の立場に立たされる場面もきっと訪れるのですから。
長い目で見て、平等・公平・譲り合いということを学んでいければいいわけです。

ただし、その場合、不利な結末を迎えた子の様子は、しっかりと見届ける必要はあります。
平気そうなら問題はないのですが、不服そうだったり、悔しそうなようすが伺えたら、さりげなく
「どうかした?」
と声をかけます。
満があるようなら、気持ちを汲んで、助け舟を出します。
相手の子に
「△△君は、本当は悔しいみたいだよ。もし、あなたが、そうされた
ら、どうかな?」
ともう一度、その方法について考え直すよう促したり、
「こんな方法もあるよ」
とアドバイスをすることも必要だと思います。

自分たちで考え、時に大人の助けを借りて、子どもたちは、場面に合った公平な「問題解決の方法」を学んでいくのです。

でも、いくら公平な方法が提案されても、どうしても譲れず、泣いたり、強情を 張ったりして、うまく収まらないこともあります。
そこで、次の「問題解決能力」の一つ「自己コントロール」の力が必要になってきます。

このお話は、また次回に。

————————————————————————————–

元保育士の「ゆっこせんせい」が12年の保育経験を活かして、子供たちとの遊びの中で気づいたこと、発見したことなどを中心にお届けしていきたいと思います。

<さとうゆきこ>
筑波大学心理学専攻、中退。92年、私立保育園就職。勤務しながら、保育士資格取得。0歳~5歳の各歳児の保育に携わる。04年、退職。現在は、HP「ゆっこせんせいのおもちゃ箱」にて、オリジナル手作り布おもちゃを発表し、布おもちゃの素晴らしさを伝えるべく、活動中。7歳と9歳の男の子の母でもある。
HP「ゆっこせんせいのおもちゃ箱」:http://yukkotoy.com/