Monthly Archives: 10月 2006

第7回 「こどものお小遣い」について

あさいわかこです。
今日は、「こどものお小遣い」について考えてみたいと思います。

お小遣いは与えたほうがいいの?与えないほうがいいの?
何歳から与えれば良いのか?いくら与えればよいのか?
・・・という疑問をいただきますが、正解はありません。

お金至上主義に傾いている日本が気になるところですが、きちんとした金銭感覚・金銭管理が大切なのも確かです。
渡したお小遣いで、ゲームセンター、お菓子を買う、お金で解決する・・という危険性?はあるものの、親子できちんと話し合って管理できるのなら、お小遣いは重要な意味をもつと思います。

平成17年度金融広報委員会(知るぽると)の調査によると、小学生低学年の約7割がお小遣いをもらっているようです。
(参考)金融広報中央委員会・知るぽるとhttp://www.shiruporuto.jp/

・月に一回、お小遣いをもらう
 小学生/低中学年では500~900円が相場のよう。
・時々、お小遣いをもらう
 小学生/低中学年100~800円。

使いみちは、お菓子・ジュース・ノート・鉛筆・マンガ・・・。

データはありませんが幼稚園世代だと、それ以下が相場でしょうか?

お金は、ATMから湧いて出るものではありません。
1 家族(父・母)が汗水たらし、働いて得たものなのです。お金を得ることがどれほど大変か教えた上で渡す。
  (お金はどこからきているのか。労働の意味)
2 なぜ子どもにお小遣いを渡すのか話し合う(金銭管理能力、金銭感覚をつけてほしいから)
3 欲しいものがあったとき、必要か必要ではないか判断させ、購入させる。(自己判断、責任)
4 お小遣い帳をつけさせる。(管理)
5 金額が大きいものはお小遣いから貯蓄させて(我慢、貯蓄管理)、目標を持たせて買わす。(目標設定)
6 お小遣いの遣い方を振り返り考えさす(結果、反省など)

お小遣いの使い方を家族で話し合い・勉強していくことができるようなら、有効な金銭感覚・管理能力を養うことができるでしょう。
子どもが欲しがるからとか、機嫌を取るためとかで決して渡さないでください。
他の子ども・よその家庭とお小遣い・使い方を比べないでください。
お金を通して大切なことを教えるのが、親の役割なのです。

子どもが賢く・将来自立して生きるためのトレーニングのひとつが、お小遣いを通して学べるのだと思っています。
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あさいわかこ
えっ!!!もっと早く知っていればよかったのにと思うことはありませんか? これからは知ることが、リスクを(だまされない・損をしない)回避することにもなってきます。 身近な暮らしのお金のことを知り、もっとお得に・損をせず暮らしませんか? 「教育資金」、「暮らしに役立つお金のこと(ライフプラン、節約、保険、投資など)」、 「アメリカ・オーストラリアなどの子どもの金の教育(=金融教育)」、「こどもの金銭教育」を楽しくお伝えしていきます。 「どんな時代にも負けない子どもを育てる」をモットーに育児中のキッズマネーエデュケーションアドバイザーです。

第20回 今、本当の『進化』を遂げる時です。

 川の上空にトンビが飛んでいます。川にパンを投げると見事なグライダー飛行でそのパンをつかんで飛び上がっていくのです。

 その様子を何度か見て、ふと考えてしまいました。
「なぜ、食べられるものだとわかるんだろう?」
と疑問に思ったのです。

 川には木の葉や木の枝も流れているのです。遠めに見ると、私には区別ができない。なのに、トンビはそれにはまったく目もくれず、ただ、パンだけは、確実に取りに降りてくるのです。

 人間は、哺乳類の一種から、サル、そして人間へと「進化」してきた、といわれます。その過程でさまざまな道具を作り出し、「文明」といわれるものを発展させてきました。しかし、それと引き換えに、動物として本来持っている能力を失ってきたのではないでしょうか?

 ライオンは、そのえさとなる動物が、絶滅することのない範囲で捕らえる、という話を聞いたことがあります。その他の動物も、「自然の生態系」という規則を、本能的に守り、保っているのだそうです。人間はその規則を、文明の発展とともに壊し続けてきました。

 それが、今の地球温暖化や過剰な森林伐採による環境破壊、動植物の種の絶滅の原因になっています。本来本能的に持っていた生態系を守る能力、感覚を、文明と引き換えに失っていった結果だといえると思うのです。それは実は「進化」ではなく「退化」であり、「発展」ではなく「破壊」ではないでしょうか。

 今、大自然の摂理ともいえる生態系の規則、失ってしまったその第六感を意識して取り戻し、自分たちの生きるこの地球環境を、再び自然なものに戻していくことが大切なことだと思えるのです。

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幼稚園ねっとにご登録いただいている幼稚園コラムです。 各幼稚園のコラムを順次ピックアップして紹介していきます。

かすが幼稚園 理事長・園長 米川安宜
京都市右京区の私立園。園長は同志社大学法学部卒業後、國學院大學で神道学、佛教大学で幼児教育を学ぶ。キリスト教、神道、仏教と三つの宗教の大学で学んだ特異な経験をもつ。「子どもは大人よりも能力が高い」という目で子どもと関わり、子どもの脳の発達にあった教育と、積極的な心構えを育てる新しい幼児教育を行っている。また、「幼児期こそ、しつけの最適期」として、しつけ・礼儀、道徳教育も重視している。 (http://www.kasuga.ed.jp/)

幼稚園・園関係者 パート1

このところ忙しくて幼稚園及び園関係者のための防犯についてのお話が遅くなってしまいました。
それでは早速、幼稚園の防犯の要点についてお話をすすめます。

まず、幼稚園の防犯には3つのテーマがあります。
1、園内活動中に園児を守るための防犯
2、園外活動中に園児を守るための防犯
3、閉園後の教職員の金品狙い、その他の犯罪被害を防ぐための防犯
この3テーマです。まずは1のテーマについてお話をいたします。
 
平成13年6月8日、大阪の池田小で刃物を持った男が小学校内に侵入して8人の児童を殺害し、教師を含む15人に重傷を負わせるという惨い事件がありました。残念ですが、このような惨い事件が幼稚園では絶対におきないという保証ができないほど、現代社会は病んでいると思われます。
 では、このような惨い事件が幼稚園で発生しようとした時、防げるかあるいは被害を最小限限度にできるかと問われると、多くの関係者は不安ではないかと思います。でも、あの事件とほぼ同じ動機による事件が発生したある小学校では、女性教師の機敏な行動で男児2名が頭部に傷を負うという程度で被害を最小限度におさえたのです。たとえ女性でも、危機的状況下における被害回避法あるいは抑止法を知っていれば、このように被害を最小限度に抑止できるということを証明しています。
 今回はこのような、外部からの犯罪企図者(侵入者)から園児を守るための防犯に絞って解説します。

 まず1つ、幼稚園の防犯には、環境的抑止力、物理的抑止力、他力的抑止力、人的抑止力の4つの方法があります。簡単にいいますと、環境的抑止力とは、犯罪企図者が侵入を避ける幼稚園づくりのことです。通行人や近隣の住人などの目が集まっていて、不審な行動をすればただちに通報されそうな園です。このように環境的に犯行を行いづらい園をつくる方法が一つです。この防犯方法は費用はかかりません。だが、地域住人の方々や保護者の方、自治体の支援・協力が不可欠となります。

 次に、物理的抑止力ですが、わかりやすくいいますと、園の敷地を見通しのよい、しゃれたデザインの高さ3メートル前後のフェンスで囲んでしまうというものです。あるいは監視カメラやセンサー付きアラーム、ライト、電気錠をつけるなど防犯設備を備えて守るという方法です。費用のある幼稚園はこの方法でそれなりの効果が得られます。しかし、予算がない園や開放的な学習環境を望まれる園には適しません。

 3番目の他力的抑止力とは、早くいえばガードマンを配置するということです。しかしガードマンの配置には費用が莫大にかかります。ですから、保護者やボランティアの方々にお願いをして、園内にいてもらうということになります。この方法だと、お金をかからずに犯罪企図者が避ける園づくりができます。しかし、お願いや打ち合わせ、各種費用や保険の整備などそれなりに負担は軽くはありません。

 4番目の人的抑止力とは園関係者自身による防犯力の強化です。実はこの方法がもっとも費用がかからず、時間もかからず、煩雑なお願いや打ちあわせも不要で、すぐにできる防犯法です。そして、最も効果的な抑止力となります。安心・安全園づくりの最も適しています。

 次回からは、この園関係者による幼稚園の防犯力の強化について、解説をしていきます。

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・防犯コンサルタント
・日本防犯診断士協会 常務理事

<中山 天(たかし)>
1948年 熊本県生まれ
1977年 東京出版株式会社 常務取締役就任
1982年 東京出版株式会社 代表取締役就任
1999年 社業のかたわら続けてきた自力防犯・犯罪被害の回避力に 関する研究を実践するために会社を自主閉鎖(2006年5 ~6月には再建の予定)日本防犯診断士協会の設立準備を開始
2003年 特定非営利活動法人 日本防犯診断士協会設立 常務理事就任
総合防犯コンサルタントとして、防犯診断士 (防犯コンサルタント)の指導・育成、著述、各種防犯セミナーの講演 などを主な活動としている。
http://www.bouhanshindan.npo-jp.net