第2回 ついイライラ1

「何回も言ってるでしょう!」
「何で、ちゃんとできないの?」
「何回言ったらわかるの?」
「もう!いい加減にしてよ!」

 子どもについイライラしてしまうことがあります。多くのお母さんは、イライラしてしまった後、自分を責めてしまいます。

「またやってしまった」
「何で、私は優しく言ってあげれないのかしら」
「何で、あんな言い方してしまったのかしら」

 こんな心の声は、全部自分を責めていることを知っていますか?
 自分を責めると、またイライラします。自分を責めると、嫌な気分になります。そして、自分を責めると、また同じ事を繰り返します。
 イライラした自分をゆるしてあげませんか?

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幼稚園や小中学校での講演活動や個人カウンセリングで活躍中の心理カウンセラー、倉成 央がおくるコラム式カウンセリング。 講演現場での出来事やカウンセリングなどの実体験を織り交ぜながら、様々な心理的アドバイスを紹介していきます。

<倉成 央 (くらなり ひろし)>
1963年生まれ。福岡県出身。大学卒業後、経営コンサルタント・企業経営の経験を経て、心理カウンセリングを行なう。認定心理士、産業カウンセラー、日本TA協会会員。個人カウンセリングのほか、福岡や東京で随時開催している集団カウンセリング(ワークショップ)も行なう。「今までに解決しなかった問題が一度でなおった」「別人のように明るく、前向きになったといわれる」など、カウンセリング技術の高さには定評がある。学校施設、企業などにおいて講演活動も活発に行なっている。

不登校・いじめ・母親のストレスなどの子育て問題、恋愛・夫婦関係などの問題、起業におけるモチベーションアップなど、様々な分野で活躍をしています。
倉成 央 著 「ゆるしのメッセージ」