第2回 ごっこ遊びの中で育まれるもの~その2~

前回は、「ごっこ遊び」で「イメージの共有」=「コミュニケーション能力」が自然に育まれるというお話をしました。
つぎに、育つ力は「想像力」=「思いやりの心」です。

「想像力」には2種類あると考えます。
一つめは「もの」に対する「想像力」」です。

子どもは、たった1枚の風呂敷でも、自在に変化させて遊ぶことができます。
腰に巻きつければ、ロングスカートになります。
頭にかぶれば、ロングヘア気分にもなれます。
巧みな風呂敷使いで、すっかりお姫様気分の女の子たちは、歩き方・喋り方まで上品になってしまいます。

また、園庭でのままごと遊びでは、自然物が様々なものに変化します。
「せんせー、ごはんできたよ。来て~」と呼ばれていってみると、とても豪華な食事が並んでいます。
砂と小石を混ぜて、器に盛った「栗ごはん」
葉っぱやお花を盛り付けた「サラダ」
小枝に葉っぱを数枚刺して「焼き鳥」
「ケーキ」には、花の種やどんぐりの「フルーツ」が飾られ、葉っぱの「チョコ」に小枝の「ろうそく」が立っています。
小枝2本を揃えて、お箸まで用意してくれてあるのです。

たとえ、立派なままごとセットがなくても、子どもは「想像力」を存分に働かせて、素敵な「ごっこ遊び」ができるのです。
二つめは「人」に対する「想像力」です。

これは、また次回にお話したい思います。

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元保育士の「ゆっこせんせい」が12年の保育経験を活かして、子供たちとの遊びの中で気づいたこと、発見したことなどを中心にお届けしていきたいと思います。

<さとうゆきこ>
筑波大学心理学専攻、中退。92年、私立保育園就職。勤務しながら、保育士資格取得。0歳~5歳の各歳児の保育に携わる。04年、退職。現在は、HP「ゆっこせんせいのおもちゃ箱」にて、オリジナル手作り布おもちゃを発表し、布おもちゃの素晴らしさを伝えるべく、活動中。7歳と9歳の男の子の母でもある。
HP「ゆっこせんせいのおもちゃ箱」:http://yukkotoy.com/