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2006年06月02日
第18回 自由と規律
私はある会で、世界的脳神経外科の権威の先生とご一緒させていただいています。
先週の木曜日、偶然、会合で隣に座らせていただいたので、常々疑問に思っていたことについてご教示いただきました。
まず、いつも皆様にお話ししている、「脳の発達曲線」のグラフについて尋ねました。
私は、
「『0から6歳ごろまでに、脳の基礎的な配線は、その90%を終える。このため、幼児期はとても大切な時期だ』と考えています。いかがでしょうか?」
との問いに、先生のお答えは、「その通りですよ」。
そこで、「ところが、先生、最近『3歳児神話』は崩れた、などと言う人がいますが、これはどうなのでしょう?」と尋ねました。
すると先生は、「4歳ごろまでが大切な時期なので、それはおかしいよ」と教えてくださいました。
話は自由・個性・権利尊重教育の現状とその非現実性に及び、いろいろとご教授いただきました。
たとえばご両親が、「幼児期は自由に育てることが大事」と子育てをなさっているとしましょう。そう主張される方に、私はこう尋ねています。
「それは結構なことですね…。では、子どもが赤信号を無視して、『自由』に渡ろうとしたら、どうされますか?」
今まで、それでも自由に渡らせる、と答えられた方にであったことはありません。つまり、いつも申し上げている通り、「自由には規律」が、
「個性には基本」が、「権利には義務」が伴う、それを無意識にはご存知なのです。
しつけや礼儀作法、社会的基本ルールは、自由を保護・保障するための最低限の規律です。
それを「押し付け」と排除するのは、はなからおかしいことなのです。
投稿者 wow : 2006年06月02日 11:12

