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2006年04月24日
第16回 「生きる力」、園長の考え方
「生きる力を育む教育」。文部科学省が打ち出し、その延長のひとつが「ゆとり教育」でした。
まず「ゆとり」を、と、量的・質的に教える内容を減らした。
その結果、生きる力を育むどころか、基礎学力の驚異的な低下をまねき、さらに命を「殺傷」する子どもをも育ててしまうことになった、みなさんもよくご存知のとおりです。
先日、ある小学校の先生が、
「お役人の『机上の空論』ですわ。現場のことを何もしらない」と
嘆いておられましたがまったく同感です。
さて、かすがようちえんでは、「生きる力」とは、つまるところ「問題解決能力」だと考えています。
わかりやすく説明しましょう。
たとえば、バトミントンをしていて、誤って屋根に羽根が乗ってしまった(①問題の発生)。
羽根をとる方法を考える(②検討)。
考え付いたさまざまな方法を、最善の方法で試みる(③実行)。
うまくいかなければ修正する(④修正・変更・調整)。
羽根を取ることができた(⑤解決・適応)。
これが、すべての「問題解決」の手順です。そして、この中でもっとも大切なものが、「②解決法の検討と④修正・変更・調整」だと考えます。
それを多種多彩に、数多く考え出す能力がもっとも大切だ、そう考えているのです。
その要素の単位をBOI(Bit Of Intelligence)つまり「情報・知識の粒」と呼んでいます。毎日のルーティーンで、子どもたちが「ビーオーアイ!」といっているものもこのひとつです。
これが多ければ多いほど、その組み合わせのパターンが累乗的に多くなり、問題解決にいたる「方法の選択肢が多くなる」=本当の意味で「賢い」=「生きる力が豊か」に育つ、そう私は考えています。
投稿者 wow : 17:24

