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2005年06月30日
第8回 砂場を「無菌状態」にする?
最近、幼稚園に、次のようなDMがたびたび届き、営業にも来られます。それは、「砂場には大腸菌などの雑菌がいっぱいなのをご存知ですか?」などのうたい文句で、砂場を「抗菌」する薬品の販売や、消毒処理をする、というようなものです。
DMならシュレッダー行きですし、営業にこられたら、私は「いりません。やりません」と答えています。
なぜ?と思われるかも、ですが、砂場どころか、幼稚園は「雑菌だらけ」だからです。驚かないでくださいね。実は、ご家庭、お店、デパート、電車、バス、はたまた空気中、世の中にはもともと雑菌がいっぱい、なのです。
最近、抗菌グッズ、がはやっていますが、こんなものは実はぜんぜん役に立たっていない。意味がほとんどない、と言ってもいいと思います。
もし、仮に、「無菌」の状態で、生れたときからお子様を育てたとしたら、例えば、6歳になって、突然雑菌だらけの世の中に出たら、とたんにいろんな病気にかかってしまいかねません。
子どもは、もちろん私たちもですが、幼い頃から大腸菌などの雑菌によっておなかをこわしたりしながら、だんだんと抵抗力を身につけていくものなのです。完全な無菌状態での生活、というのは身の回りを抗菌グッズでかためても不可能です。
電車のつり革より、トイレの便座のほうが、菌が少なかった、という実験報告を聞いたこともあるくらいです。
砂場に犬猫の糞がある、のは論外ですが、おなかを壊すこともあるかもしれないけれども、大腸菌などをわざわざ殺し、無菌状態にするほうがおかしい、そう私は考えているのです。
2005年06月15日
第7回 過激なゲームは絶対禁物です!
昨年は地震や台風などの自然災害の多い年でした。そして幼い少年少女の、考えられないような残虐な事件も数多く起きた一年でした。
そういう事件の報道を見ていて、あるひとつの特徴があることに私は注目しています。それは、人を殺した後の、その加害者である少年少女の「態度」です。「父母を殺した後、妹としばらく談笑していた」「取調べのとき、淡々としている」といった報道を見聞きされていることと思います。
もし、私が、まかり間違って人をあやめてしまったとしたら、それこそどこかに隠れて布団にでもくるまって、ブルブル震えていることでしょう。なのに、その子どもたちは、「淡々と」しているのです。なぜでしょうか?
以前、「殺人ゲームの影響」という題で、殺人や格闘の過激なゲームの悪影響について書いたことがあります。すっぱいレモンを想像しただけでつばが出てくる。これはイメージによって、脳が間違った信号を送るわかりやすい例です。
大変精密にできている人間の脳ですが、このような「欠陥」がある。繰り返しインプットされた情報について、脳はイメージしたものと実際に体験したこととの区別ができないのです。
では、殺人ゲームを何度も何度も繰り返した子どもの脳はどうなるでしょうか?もうおわかりですよね。そう、その子の脳は、無意識のレベルで実際の殺人とゲームとの区別がつかない状態になっているのです。だから淡々としていられるし、また簡単に人を殺すことができるわけです。
だからこそ、特に脳の基礎ができる幼児期には過激で特にリアルなゲームは絶対避けていただきたい。ご家族がされているのを見るのも同じです。

