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2006年02月24日

第4回 保護者パート3

 前回のテーマから続きます。
宮崎勤事件の教訓に、子どもたちが狙われて連れ出された場所が自宅周辺で、一人でいるときに声をかけられて連れ去られているという、たいへん重要なキーワードがあります。
 子どもの防犯というと、通学時の連れ去り事件対策が中心になりがちですが、実は、この事例にかぎらず、子どもたちは通学路よりも自宅の近くや周辺で遊んでいるときに犯罪に巻き込まれているケースが少なくありません。

 ではなぜ、通学路での事件が多発しているかのように感じるのかというと、それは事件の特徴がおおきく影響しています。

 登下校中に子どもが連れ去られたりすると、保護者や学校関係者がその行方を捜します。見つからなければ最終的には、行方不明事件として警察に捜索願いを届けでることになり大騒ぎになるわけです。
 そして多くのケースで、行方不明が発覚してから数時間後、遠く離れた山中で放置された子どもが、第三者などに発見されて保護され、事件がおおやけになってしまうというパターンが多いのです。
 当然、テレビや新聞などの記事やニュースで取り上げられることになり、登下校時の被害が私たちの目にとまりやすくなるわけです。そのようなことから、登下校時の事件が多発しているかのように錯覚してしまうのです。

 それに対して、自宅周辺で被害をうけたケースの大多数は、被害を受けた子どもは、まっすぐに自宅に逃げ帰ってきます。
 第一発見者が家族になるのです。
 特に、女児や女子が性被害などを受けたケースでは、近隣の住人の風評被害などから子どもを守るために、また、さまざまなマイナスやダメージなどを考えて、被害を届け出ないで泣き寝入りをしてしまうというケースが多いのです。
 このような事情から、自宅周辺での事件や被害が表にでることはほとんどありません。
 だから一般の保護者は、家の近くで子どもたちが深刻な被害やダメージを受ける事件や犯罪被害が多発していることに気がつきにくく、警戒心が希薄になり隙や油断が生じやすくなるのです。

 このような実情を知っている専門家からみれば、「いま、子どもは家の近くで遊んでいるから大丈夫だろう」という認識は、とても危ないということになります。
 保護者の方は、8歳までの子どもはたとえ自宅の周辺であっても、屋外では注意と監視が必要だということを肝に銘じて守ってほしいものです。

投稿者 wow : 10:19