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2006年01月24日
第3回 保護者 パート2
先日、最高裁で宮崎勤に死刑判決が下されました。
これで彼の死刑が確定したことになります。
ここで、死刑制度にたいして是非をいうつもりはありません。
死刑制度と園児を守るということは別の話だからです。
話をもどします。
彼に殺害されたのはなんの抵抗力もない、罪もない4人の女児です。
逮捕されたきっかけは、自宅周辺で遊んでいた女児7歳に「写真のモデルになって」と声をかけ、車に乗せて山中へ連れ去り、裸にして写真をとっている現場に、女児が見知らぬ男の車に乗せられて連れ去られる場面を見た父親が、車を追いかけて駆けつけ取り押さえたからでした。
父親の機転(危険察知力)がなければ、女児の生命は危機に直面していただろうし、この男も逮捕されずに犯行を続けていた可能性が高かった思われます。
この事件で、注意すべきは被害にあった子どもたちは5人とも「4歳、7歳、4歳、5歳、7歳」という8歳未満の女児であったということです。
この年齢の子どもたちにいかに自衛力がないかがわかります。
8歳までの子どもに対して私が、保護責任のある「保護年齢」だと提唱していることを理解していただけると思う。
このように、むごくて悲しい事件を尊い教訓として活かしおなじような悲劇を繰りかえさせないために役立たせることが、女児たちに対して私たちができる精一杯の合掌ではないかとおもいます。
さらに、この事件には子どもをむごい犯罪にまきこませないためのいくつかの尊い教訓が残されています。
最初の犠牲者になった女児4歳は、一人で、歩道橋を歩いているときに声をかけられています。
次の7歳女児も、一人で、自宅近くで遊んでいるときに「道を教えて」と声をかけられています。
3番目の女児4歳は、一人で、自宅のある団地の敷地内で遊んでいるときに「あったかいところへいこう」と声をかけられています。
4番目の女児5歳も、自宅近くの公園で、一人で遊んでいるときに「写真をとってあげる」と声をかけられています。
助かった5番目の女児7歳も、自宅の近くで、一人で遊んでいるときに、同じように「写真をとってあげる」と声をかけられています。
8歳までの子どもを、一人で遊ばせることの危なさに気づいていただければと思う。
投稿者 wow : 13:41
第2回 保護者 パート1
1月16日、福島県の幼稚園で、園庭であそんでいた男児が、屋根から崩れ落ちてきた雪で死亡するという悲劇が発生した。
悲しく残念な事故で、関係者の心痛や心情を思うと心が痛む。
先生がたが、「庭の中央で遊ぶように、くれぐれも屋根の下にいかないように」と、何度も強く指導したにもかかわらず、悲劇が起きてしまった。
子どもには、防犯年齢(安全年齢)というものがあることに気づいている人が少ないのが残念でしょうがない。
0~8歳ぐらいまでの子どもは、どのように注意や指導をしてもあるいは、頭で理解できたとしても行動がともなわないのだ。
(防犯指導を行なっている専門家でも気づいている人は少ない。)
これをわたしは、防犯上の「保護年齢」と表現している。
もちろん個人差はあるのだが、平均的には小2ぐらいまでの子どもをさす。だから、この年齢の子どもをお持ちの保護者、あるいは園関係者のかたは、片時も目を離していけないということを知っておいてほしいものである。
保護者の場合、幼稚園までは園まで送迎して、小学校になると突然、送迎しなくなる方がすくなくない。しかし、小2までは親の送迎が必要なのだ。
保護年齢の子どもは「屋外では1分以上」目を離してはいけない。
これが保護年齢をもつ親の保護責任なのである。
この年齢の子どもを守りたければ、園児のそばに常に保護者か関係者がいて、かたときも目を離さないで監視しておくことが求められる。
ちょっと目を離したばかりに、今回の事故にかぎらず深刻な被害やダメージを受けたケースは枚挙にいとまがないぐらい発生しているのだから。 そんなことをいったって、「仕事や家事もあるし」と怒られる保護者の方も少なくないと思う。しかし、小2までの子どもを、仕事や家事の都合で放置せざるをえないならば、それだけのリスクを覚悟してもらわなければならない。
なぜなら、今の日本はそれほど危ない社会だからということになる。
こんにちの日本は、保護者のかたがたが過ごしてきた過去の社会環境とは、まったく変わってしまっているからです。
私は子どもに関する講演で、保護者には防犯上3つの責任があると常々お話している。
ひとつは保護責任、もう一つは指導責任、最後に結果責任である。
今の日本はたいへん危ない社会で、自分だけがよければという我欲の社会になってしまっています。これをモラルハザード(倫理が崩壊した)社会という。
このような危ない社会環境のなかで、迫りくる犯罪から園児を守るために必要な5つの防犯力があります。
保護者、園関係者、行政関係者にはこの5つのテーマをしっかり知っていただきたいものです。
投稿者 wow : 12:46
