2005年01月20日
第5回「<10の約束>のプリント」
今年もまたお入学の季節がやってきました。年中さんはいよいよスタートですね。 私の教室では<10の約束>のプリントをご両親様に読んでいただくことにしています。 来年以降受験に望まれる方のためにここに記させていただきます。
いよいよ 年中さんの番になりました。子供達は、お父様お母様が思っていらっしゃるよりも、もっとおとなです。赤ちゃんあつかいは、もうやめましょう。
日々生活の中で学んでいく事がたくさんあります。
この積み重ねこそが、受験の基礎であることを忘れないでください。
1.規則正しい生活が大切です。早寝、早起きをいたしましょう。
2.お食事の時は、テレビを見せないようにいたしましょう。
お母様も必ずテーブルについて、お行儀を教えたり、今日の出来事を話し合ったりしてください。
3.テレビを見るときに寝ころがるのは、やめさせましょう。
(子供の前では、ご両親も寝転がるのはやめましょう。)
4.おやつは、決まった時間にきちんと座らせて、いたしましょう。
5.おてつだいをさせましょう。これが多くの経験につながります。
6.自分のことは、できる限り自分でさせましょう。
7.挨拶、返事は、大きい声でいたしましょう。
8.大人に対する態度を教えましょう。
お父様お母様をたたいたり蹴ったりした時は、その場で強く叱りましょう。
子供の前では特にお父様をたて、愚痴を聞かせるのはやめましょう。
9.善悪の判断を教え、物を大切にすることや、人に対するやさしさ、感謝の気持ちを教えましょう。
10.たくさんの経験をさせてください。本を読み聞かせ、社会の常識やルール、しくみを教えましょう。
第4回「幼児期の頭脳の発育について」
子供の世界ではお絵かきや工作、あやとり、折り紙の上手な子供はいつも人気者ですね。国立小学校の受験問題には必ず手先を使う問題が出題され、手先の動きと脳の働きの関係を重要視しているようです。ところが最近、手先を上手に使えない子供さんが目に付きます。握力もありません。特に一人っ子さん。あり余る大人の手の数でほとんど自分の手や足を使わずに毎日を暮らしているのでしょうか。
「暑ければ脱ぐ。寒ければ着る。暗ければ電気をつけ、部屋を移動するときには消す。」生活に必要なことは出来るだけ自分でさせましょう。身の回りのことを自分でさせていないと、子供は困る経験が不足します。困ればそれを打開するために頭を使います。子供なりに「苦肉の策」という知恵が出てきます。この「苦肉の策」こそが入学試験の合否にかかわるポイントなのです。
困る前にお助けマンが現れてしまうと、頭の訓練が出来ず入学試験どころか子供達の中でのルールを決めて遊んだり、ごっこ遊びをしたりという行為が出来なくなってしまいます。子供だって面白くない相手とは遊びたくないですよね。
お母様の努力で子供たちを仲良くさせようと、お誕生会やお遊び交流も必要でしょう。小学校受験をお考えなら塾通いもしなければなりません。しかしながら基本は別のところにあるということを改めて考えてください。幼児期の生活習慣が後々まで影響されていくと私は思います。
投稿者 wow : 22:00 | コメント (190)
第3回「日々の生活を見直してみよう!」
世の母親のセリフ、ベスト3は「がんばりなさい」「勉強しなさい」「一生懸命やりなさい」でしょうか。
私達大人はよく使う言葉ですが、考えてみますと曖昧で漠然としていると思いませんか?
「勉強しなさい」という言葉を百回言うよりも、隣に座る三十分のほうがどれほど重みがあることでしょう。ただしこの三十分、有効に使おうと決心されたなら「、、、ながら」はやめましょう。「ママはお皿を洗ってくるからやっておきなさいね。」とか「洗濯物を干しているから出来たら呼びなさい。」では子どもの学力は伸びません。一字一句、鉛筆のもち方まで隣で見てこそ気がつくものがあるのです
私もそうでしたが子どもが小さい間はいつも体が疲れていて、だらしないとはわかっていてもちょっとソファーでゴロリなんていう経験は、誰にでもありますね。これは子どもが見ていないときにいたしましょう。子どももゴロゴロとしまりのない動作になってしまいます。これが入学試験には大敵なのです。
「勉強しなさい。」という言葉の前に毎日コツコツと勉強する習慣をつけましょう。楽しそうなテレビの音が聞こえていては、気が散ってしまうのも当然です。
今日は○○ちゃんのところとお夕食、明日は△△ちゃんの別荘へ、では落ち着きのある子どもに育つはずがありません。
親しい友人のお嬢さんが二人とも、常にトップの成績という人がいます。どうしたらそんな風に育つのかと根掘り葉掘り聞いてみたことがありました。毎日ひたすら勉強をさせるのだろうと思っていましたが、彼女の話を聞いて目からうろこでした。
家族で囲む食卓の話題が数学であり、地理であるそうです。食後に解く方程式はパズルの延長であり、「天声人語」は毎日の会話のテーマなのだそうです。
こうして育った子供達は自然と勉強に興味を持ち常にクラスで一番。環境作りの大切さをしみじみと感じました。
第2回「まず強く、たくましく!」
お子様がどんな人に育ってほしいと思われますか。積極的な人、ばりばりと仕事をこなす活動的な人、皆に愛される明るい人、いきいきとした人、誰とでも仲良くできる人、がんばりのきく人等でしょうか。
親ならば誰でも我が子のしあわせを願います。私も四人の子供をもつ母親ですから皆様と同じように泣いたり笑ったりして子育てをしてまいりました。壁にぶつかれば自信をなくし、子供の笑顔を見てまた立ち上がる、そんな試行錯誤の数年間だったと思います。
子供達と接する仕事をしておりますと、よくお母様方から伺う言葉があります。「うちの子は 人見知りで、、、。」
「おとなしすぎて人前が苦手です。」
「家の中では元気すぎる位、元気なのですが、、、。」
家庭の中の居心地が良すぎると幼稚園や小学校という社会の中でたくましく生きていく事が出来ずに、子供達は苦労します。自分の思うように事が進まないと落ち込んでしまいます。登校拒否や校内暴力も決して他人事ではないのです。これから「社会」という大海に船出して行く子供達の行く先は穏やかな時ばかりではありません。小学校にあがるまでに家庭で団体生活の秩序と、がまんする事を教えてあげましょう。ご家族でゲームやトランプをされる時におとながわざと負けてあげていませんか。日々の生活において子供が中心になっていませんか。気に入らない事があった時に、おとなを平気でぶつような子供に育ててはいませんか。
ペットではなく、人間として人格を認めた子育てを心がければ子供達は自分自身の二本の足で立ち、しっかりと歩いて行けるのです。人間同士の本音のぶつかり合いが、芯の強い子、たくましい子をつくることでしょう。これこそがご両親の深い愛情のもとですくすくと成長することだと私は思います。
第1回「合格」のためには我慢を教える
「お入学」のための幼児の勉強を拝見しています。最近の受験の傾向としては、ペーパー試験から行動観察に移ってきていますが、指示を聞く訓練や考える訓練のために様々な分野を教えます。
一般常識をどの程度教えれば良いですかと、毎年、お母様方から質問されます。小学校一年生と二年生の生活科の教科書に出ている事すべてです。公園で遊んでいる時に太陽、陰、風の話をしてください。お風呂の中で物の浮き沈みを考えれば良いのです。お手伝いをたくさんすればもっと世界が広がります。入学試験の勉強のテーマは、日々の生活の中にあるのです。
しかしながら何といっても定員数の決まった狭き門でありますから、合格を手にする事はなかなか厳しいのが現実です。「駐車場に8台の車が停まっています。5台出て行き2台入って来ました。今いる車のタイヤの数を赤いクーピーで右の四角の中に丸で書きましょう。」などという、おとなでもつい聞き直してしまうような難しい問題もあります。
何年も前の事ですが配られた11枚の試験問題の中で1枚足りなかったお嬢さんがいました。このお子さんは問題を聞いた途端に、おかしい事に気付き手をあげて担当の先生に説明し、無事K小学校に合格しました。
同じ幼稚園に通園している仲の良いお友達といっしょになると歯止めがきかず、困ってしまいます等と言っていると、どこの受験会場に行っても同じグループだったり、今日に限って虫が飛んで来て気が散ってしまったり、新品の洋服のゴムが気になって指示が聞けなかったりとおもうようにならないのが小学校受験です。
どのような場合にも自分を見失わない自覚と我慢を日頃から教え、信頼して試験にのぞめるようにいたしましょう。

