第7回 お受験の秋 PARTⅡ

皆様 こんにちは!!

 先月号のお受験についてのお話しは如何でしたか?実は、お受験に関しては、まだまだ続きがあるのです。お受験をするには、受験番号というものが必要となり、それを頂きに行かなければならないというお話しです。

今回は、そのお受験番号を頂きに行く際の注意点とお受験グッズについてのお話しをさせて頂きたいと思います。

「もしもし、あの、例えばベビーシッターさんにお受験の番号を取りに行って頂くなんてこと、お願いできますでしょうか?」とのお問い合わせ・・・・。「もちろんお引き受けできますが、その場合は、家事代行サービスでお引き受けさせて頂くことになりますが・・・」との応対に「もちろん結構です」と即決定。

雨の当日、始発電車に乗って現地に着いたのが午前5時50分、既に私の前には10人ほどのご父兄が・・・・。負けた!と思いながら、「あの、お父様は何時にいらしたのですか?」と、一番乗りのお父様に尋ねると、「午前3時30分からです」とのこと・・・。傘を差し、鞄を肩から下げ、片一方の手をポケットに突っ込みながら、(その日は実際に寒かったのですが)寒そうなお顔で答えて下さいました。

きっと、会社へ出勤前のお手伝いだったのでしょう・・・。“わが子のためなら何だってできちゃうぞ”と言った感じでした。

そうこうして、午前8時30分になり、ようやく学校の構内へ誘導され、そこでまたしても、4列に並ばされて待つこと1時間30分。その間に手馴れたご父兄は、袋からサッと折りたたみの椅子を広げ、持参してきた本や新聞を広げて静かに待っておられます。慣れていない私や一番乗りだったお父様はずっと立ったまま・・・・。そうか、お受験グッズがあるんだな、そこで初めてわかった私でありました。

そして、やっと「皆さん、こちらで順番に番号札を引いてください」というアナウンスが・・・。「これで終わりだな」と思った私は考えが甘かったことを知ることになりました。またしても、「番号札を引いた方は体育館にお入り頂き、引かれた番号のところへお並び下さい」。「えっ、まだあるの・・・」と思いながら中へ入ると、既に多くのご父兄が番号順に並んでいるではありませんか・・・。次のアナウンスに私は「えっ!!」という思いにさせられるのでした。

「それでは、これからお持ちの番号順に受験番号を引いて頂きます」「何?これって受験番号を引くための番号札だったの?」体育館の中を見まわすと、あの寒そうに立っておられた一番乗りのお父様がなんと100番代に並んでおられるではありませんか・・・・。

可愛そう過ぎ・・・と思ったのは私一人だけと見えて、皆知らんふりです。申し訳ないのですが、私が引いた番号は、最初の番号札が71番、肝心の受験番号は122番でした。

「どうしよう・・・、受験番号は100番までが良いと聞いていたのに・・・・」

そのお子様は結果的にはお受験に合格したのですが、あの時の一番乗りのお父様の気の毒だったことと、実に受験番号を取る為だけにかけた時間は延々6時間だった(前述のお父様は8時間20分以上だった)ということ、そして、お受験って、当日までにみっちりとお勉強をしなければならないお子様も大変ですが、当日までにいろいろと準備をしなければならない周りの親御様や関係者も大変なんですよというお話しでした。

これからお受験の皆様、どうぞ、くれぐれもお受験グッズのご持参とお身体だけは大切に・・・・。
頑張って下さいね!!

株式会社サマンサ 代表取締役 鎌田妙子

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元保育園園長、鎌田妙子が、今まで学んできた子育て理論や体験談などをもとに、子育ての悩みどころに対してアドバイスしていきます。毎回身近な事柄をテーマに、子育てアドバイスをお届けしていきますので是非ご覧ください。

<鎌田妙子> 1975年、北海道大学教育学部発達心理学研究室終了、認可施設 財団法人慈愛会保育園園長として9年間勤務。施設型保育の限界を超えるべく1986年独立。当時、日本では珍しいベビーシッター事業を立上げ、現在オフィス鎌田の代表として活躍中。