第4回 お手伝いさせてますか?

皆様 こんにちは!!

  夏、真っ盛りとなりましたね。お元気でいらっしゃいますか?あ~あ、幼稚園がお休みだと疲れるわ・・・・、なんぞと、思っている方はおられませんか?いつもなら、少なくとも午前中はゆっくりとご自分の時間が持てるところを、朝から何だかんだとお子様に振りまわされるのですから、確かにそのお気持も解かります。しかしながら、ちょっとものの考え方を変えてみては如何でしょう・・・・。

たとえば、朝起きてから、夜寝るまでのあいだにどれだけの行動をとっているか、そしてそれは、いったい誰がどのように行っているか、お子様と一緒に考え、体験させてみるのは如何でしょうか・・・・。お母様が、いつもどれだけ子どもやご主人のために家のことをこなしていらっしゃるかを認識させ、子ども自身も家の中のなにかしらのお手伝いをすることで、お母様と一緒に家事をこなしているという気持の共有ができることは、家庭教育の一貫としてとても重要なことなのです。

そんなわけで、今月号では、家庭教育に効果的な(しかも、お母様が楽チンになれる)夏休みの過ごし方をご一緒に考えてみたいと思います。

お子様と一緒に表を作ってみるのも良いですね。

☆朝、起きてから何をするか・・・・。
1 パジャマから洋服に着替える→自分でしている。
2 パジャマを洗濯籠に入れる→自分でしている。
3 歯磨きをする→自分でしている。
4 朝食の準備をする→お母さんがしている→(何かお手伝いできることはないか)→<茶碗や箸、皿などを並べる>→《夏休みから実行する》。
5 朝食をとる→自分でしているが、いつも食べ残す→もったいない→(改善点はないか)→<初めから食べられる量にする>→《夏休みから実行する》。
6 食器を片付ける→お母さんがしている→(自分でできないか)→<自分でできる>→《夏休みから実行する》。
7 食器を洗う→お母さんがしている→(何かお手伝いができないか)→普段は朝食のあとすぐに幼稚園に行くので手伝えない→<幼稚園がお休みのときは、台所の洗い場に踏み台を置けば自分でも洗える>→《夏休みに実行してみる》。
8 食器をしまう→お母さんがしている→(何かお手伝いできることはないか)→<食器棚の低いところなら片付けられる>→《夏休みから実行する》。

その他
1 洗濯機をまわす→お母さんがしている。
2 掃除機をかける→お母さんがしている。
3 拭き掃除をする→お母さんがしている。
4 洗濯物を干す→お母さんがしている。

さらに昼食の準備をする。昼食をとる。食器を片付ける。食器を洗う。食器をしまう。買い物にでかける。洗濯物をとり込む。夕食の仕度をする。夕食をとる。片付ける。その他・・・・・・・・・。

こうして書き出してみると、気が遠くなるほど沢山のお母さんの仕事があることを子どもが知ることになります。そして、自分が今までお母さんに任せきりだった多くの家の仕事を再認識し、少しでもお母さんのお手伝いをしようという気持にさせることです。そして、手伝ってくれたら、誉めること(いつも申し上げていることです)、感謝をすることです。「有難う、お母さんとっても嬉しい!」、「貴方が大切だ、貴方が大好きだ」と、本人にきちんと口で言うことです。

昨今、新聞沙汰になっている親子を分析すると、皆が皆といって良いほど、おとなしい子、目立たない子、親子関係が希薄だった、甘やかされすぎ、我慢の出来ない子、等など・・・・。家の中のお手伝いは、そういう意味からも、とても大切なことだと言えるのです。本当は、そこにお父様も参加をさせて差し上げると、もっと効果的だといえます。この夏休み、さりげなく意識的に、家族全員で家庭のあり方を再確認してみては如何でしょうか?

株式会社サマンサ 鎌田妙子

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元保育園園長、鎌田妙子が、今まで学んできた子育て理論や体験談などをもとに、子育ての悩みどころに対してアドバイスしていきます。毎回身近な事柄をテーマに、子育てアドバイスをお届けしていきますので是非ご覧ください。

<鎌田妙子> 1975年、北海道大学教育学部発達心理学研究室終了、認可施設 財団法人慈愛会保育園園長として9年間勤務。施設型保育の限界を超えるべく1986年独立。当時、日本では珍しいベビーシッター事業を立上げ、現在オフィス鎌田の代表として活躍中。