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―― 先ほどから気になっていたのですが、先生のオフィスからは、歯医者さん独特の、歯を削る機械の音が、全くしませんね。
賀久先生 実は私たちは、「歯を削ること」を極力少なくするというスタイルで治療を行っています。医科の分野でも、悪い部分を即、手術で切り取るという考えから、薬剤などの内科的な治療への比重も重くなってきました。同様に歯科でも、「歯を削る」以外の方法が模索されつつあり、新しい治療ではありますが、当院でも「HealOzone」※という器具を用いて、虫歯の治療を行っています。
従来の虫歯治療は、虫歯になった部分を大きく削りますが、特に子どもの治療に関しては、削る事自体が相当の苦痛となります。痛みを抑えるために麻酔を打つのも一苦労で、麻酔を打っただけで治療ができない、ということもありました。また、目でみて健康な歯である部位まで削っても、顕微鏡下では菌が残っていることもあり、上から被せた後に虫歯が悪化した、という話を聞いたこともある方もいらっしゃるかと思います。
当院で採用しているオゾンを用いた治療は、オゾンの力で歯の表面から2ミリまでのバクテリアを殺し、あとは自身の力での再石灰化を促すというもので、恐怖心を募らせるあの機械音もしませんし、独特の薬剤のにおいも痛みもありません。削る量も従来よりかなり少量で済むので、多くの場合は麻酔が必要ありません。定期的に通院してチェックを受けていれば、悪化する前に治療することも可能であり、苦痛のないこの治療は子ども達には理想的な治療法と言えます。また、ひどい虫歯でない限りは一度の通院で治療することも可能です。 ―― まさに理想的な治療ですね!(驚)。是非その治療を受けたい、という人も多いかと思いますが・・・。
賀久先生 そうですね。理想的だとは思いますが、現実問題として導入されている歯科医院が日本では大変少ない、という問題点があります。また、保険適用にはならないので、実費負担していただかなくてはなりません。
―― 保険適用外というと、相当の費用がかかるのでしょうね・・・。
賀久先生 当院は初診料などいただいていないので、虫歯治療の場合は一本の歯にオゾン治療を施して3500円、という料金体系になります。保険適用外なのでかかる費用が桁違いじゃないか?と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、決してそのようなことはありませんよ。
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