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―― 園生活にむけて、おむつが取れていない、おもらしするのではないか、という「トイレ」の心配をされる方も多いかと思いますが、園側として、どう対処されていますか?
園長先生 入園してから、お子さんに知っていただきたいこと、覚えていただきたいことはたくさんありますが、その大前提には、園を好きになって、お友だちと楽しく遊んでほしいという思いがあります。ですから、新入園に関しての全ての不安に共通することですが、園としては「心配しないで大丈夫」とお伝えしたいと思います。もちろん、お母さんには、ご家庭での努力は続けていただきますが、トイレに関しては、たとえ、おむつをして入園されても、全く心配する必要はありません。
そして、おむつがとれて間もないお子さんでも、実際におもらしなどで失敗することは、あまりないので安心してください。その理由は、家庭よりも更にきめ細かい「声かけ」があるからです。特に、入園間もない時期には、先生はことあるごとに、トイレに行くことを促します。徐々にそのお子さんに合わせ、柔軟に対応していきますが、たとえたまに失敗しても、安心して園に通える心を大切にする方が大事だと考えます。ただ、ご家庭での様子、例えば、トイレが近い、遠い、うんちがふけないなど、注意してもらいたいことがあれば、きちんと先生に話しておくと良いでしょう。
また、園では、「和式」のトイレがある所も多いと思います。遠足などの折、意外に和式トイレが多いので、慣れておくためにも、デパートなどで和式のトイレを見つけたら、ぜひ、お子さんに使い方を教えてあげてください。
―― また、お弁当、給食などが始まり、好き嫌いの多い子だと、ちゃんと食べられるか心配になります。
園長先生 私は、新入園児のお母さんには、「慣れるまでは、小さめのお弁当箱に、お子さんの好きなものだけを入れてください」とお願いしています。中には、「お弁当なら食べてくれるのでは?」と嫌いなものを、最初から入れてしまうお母さんもいらっしゃるのですが、お弁当に入っていてもやっぱり、嫌いなものは嫌い(笑)。むしろ、嫌いなものが入っていることによって、お弁当自体がいやなもの、と思われる方が心配です。
「全部食べられた!」という自信をつけ、楽しく食事することも、大事な食育の一つ。徐々に量を増やし、苦手なものに挑戦するとしても、初めはとにかく「楽しく食べる」事を一番に考えてください。そして、かわいいかまぼこや、キャラクターに切り抜かれた海苔などを探しに、親子で買い物をしたりして、お弁当を介してのコミュニケーションも楽しんでほしいな、と思います。
―― 生活習慣に関して、朝寝坊に慣れている子が急に、早起きし、きちんと園生活を送れるでしょうか。
園長先生 年少さんでは、お昼ご飯のあと、眠ってしまう子もいます。そんなときは、畳とタオルケットを用意して、眠らせていますよ。昨今は、夜型の生活が定着しているせいか、夜更かし、朝寝坊のお子さんが増えているように思います。眠いときには眠ってもらっていいのですが、排便を含めた生活のリズムは、小学校に入るまでには、整えておきたいものです。朝、決まった時間に起きる、朝食をとる、必ずトイレに行くなど、徐々に習慣化させていきたいものですね。 |